「広島の前田選手をみて感じたこと」

プロ野球で広島カープの前田選手の2000本安打達成が報道されていた。前田は持ち前のバット・コントロールなどから若かりし頃より「天才」と称されていた。当時は理想の究極のバッティングというものを追求するため人一倍、ストイックに野球に打ち込む姿があった。しかし、アキレス腱を切るという怪我により、理想の究極的バッティングはもはや夢と化してしまった。そこで、前田の人生観も自己の成績より「チームのために」を合言葉に、全盛期のバッティングに近づくための努力をするという方向性に変った。野球選手に限らず、いろんなことに言えることだが、若くして才能があっても、人生の中での不運が人の人生観までも変えてしまう。しかし、人はそういう不運や挫折に直面したとき、どういう生き方・どういう姿勢で臨むかがその後の人生を決定づけていくのではないだろうか。決して腐らず、前向きに謙虚に歩み、努力していくことを続けていくことで2000本安打という偉業達成の御褒美が到来してきた。人は誰しも自分の理想通りに行く人生などごく稀である。そんな時こそ、努力という歩みを止めてはいけないと私は思う。前田選手の歩んできた人生観に色々、考えさせられた一幕でした。

L'âge d'or /円谷尚智