「浅草キッド」に感銘を受けて」

「浅草キッド」とは北野武(ビートたけし)氏の原作で、彼の下積み時代の半生を描いた小説である。ツービートとして売れるまで相当な苦労をしたのだろう。これはドラマ化もされており、また同名の北野武の作詞・作曲による「浅草キッド」という曲は、その情景・苦労・人生が思い浮かびながら見事なまでにその情感が伝わってくる。また、北野武氏もこの曲を歌う時、なんとも言えないような表情、何より情感を込めて歌っている。今や「世界の北野」とまで言われているがその辛く、厳しい下積み時代から這い上がってきた涙ぐましい努力が思い起されるからこそ熱い感情が止めどなく込み上げてくるのではないだろうか。また、誰しも苦しい、辛いことはあるが大事なことは決して腐らず、夢を捨てずに努力と精進の日々を重ねることでいつか大輪の花が咲き明るい人生に転ずるということではないだろうか。かたや世間では、経済不況により若者たちの未来が闇に閉ざされている状態であり、希望を失っている方もとても多いだろう。しかし、夢や希望を背負って生きて、己の情熱と信念で自分の明るい未来を掴み、自らの力で暗い世の中に灯りを照らしながら打ち負けない人生を歩んでいくことが肝要なのである。
私もこの歌詞からいただいた感銘と薫陶を胸に刻んで努力・精進の歩みを止めず、真摯な姿勢で頑張っていきたい。



 

  You tubeでもご覧いただけます。北野さんの歌声は、上手いというよりは味がある感じです。

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浅草キッド] 作詞・作曲 北野武

お前と会った 仲見世の煮込みしかない くじら屋で

夢を語ったチューハイの 泡にはじけた 約束は

灯の消えた 浅草の コタツ1つのアパートで

同じ背広を 初めて買って 同じ形の ちょうたい作り

同じ靴まで 買う金は無く いつも 笑いの ネタにした

いつかうれると 信じてた 客が2人の 演芸場で

夢をたくした 100円を 投げて真面目に 拝んでる

顔にうかんだ おさなごの むくな心に またほれて

1
人たずねた アパートで グラスかたむけ なつかしむ

そんな時代も あったねと 笑う背中が ゆれている

夢はすてたと 言わないで 他にあてなき 2人なのに

夢はすてたと 言わないで 他に道なき 2人なのに

 

 

 

L'âge d'or /円谷尚智