「闘将・星野仙一氏、楽天の監督に秒読み段階か?」

 日本テレビのニュースZEROでもお馴染みの現・阪神タイガースSD(シニア・ディレクター)の星野仙一氏が楽天の次期監督候補に挙がっている。既に楽天は阪神にも監督就任の了承を得ているとのことである。今夜、放送されたZEROにおいては未だ正式なオファーは来てないという一方で、阪神がクライマックスシリーズの最中ということもあり、恐らく正式には日本シリーズが終わる頃に決まるのではないだろうか。
思えば、彼は中日の監督時代も何度もチームをAクラスに導き、リーグ優勝も果たし野球界に大きく貢献した。そして、野村監督でさえ成し得なかった阪神タイガースを優勝に導き勇退したが、それ以降、阪神タイガースは誰もが認める常勝球団になっていった。
そして、我々の記憶にも新しい北京五輪での日本代表の監督に就任した。しかし、不本意な4位という結果に終わり国民の非難・怒りを連日浴びてその威光は徐々に光を失っていった。この北京での敗戦により星野氏に対する世間の非難の厳しさなどで娘さんの体調が悪くなったり、お孫さんが虐めにあったりとどん底まで落ちていったという。自身も家族は関係ないのに被害にあっていることで自分自身が情けないと悔しさを噛みしめていた。
星野氏と言えば、「燃える男」や「闘将」など時には鉄拳制裁も有名だが、実はその裏には確固とした仲間やチームのみんなへの信頼というものが根底にあり、いつもみんなを鼓舞して立ち向かっていくことを教え続けてきた故にそれを意気に感じて励む選手は実に多いのである。

かく言う私も彼の監督の姿勢を拝見してたくさんのことを教えられた。困難や苦難があっても逃げずに立ち向かっていく姿勢や怖さや不安があっても一歩踏み出すこと、何より闘う勇気を持つことの大切さに気付かせてくれた。
いつも逃げ腰になる時は、星野監督が選手に言う「悔しくないのか、逃げるな!失敗しても良いから向かって行け」という言葉を思い出す。

彼のそのような情熱や姿勢はきっと私のみならず多くの人々にたくさんの勇気や良き影響を与えているのではないだろうか。
北京五輪後に彼自身、「色んな厳しいことや非難、批判などで叩かれて這い上がって来たのが私ですから」と語っているように私達は他人の毀誉褒貶を気にしたり、物事への失敗を恐れてはいけないということではないだろうか。

いずれにせよ、彼がまたユニフォームを着て闘う姿を拝見したいと強く願う。

L'âge d'or /円谷尚智